shibu-shibu.com
〜あなたの閃き・体験・想いを戯曲に〜
渋谷悠モノローグ集
出版記念特別企画
原案発表!
artwork by Hikaru Cho
出版決定!!モノローグ集『穴』(仮)論創社
2013年に上演したモノローグ劇『穴』に、一般から原案を公募し、女優・俳優モノローグを大幅に追加。読者と著者のインタラクティブな本作りを目指します。
採用原案発表!!
From Yu Shibuya: 応募数65個の原案の中から以下の10個を採用させて頂きます。中にはモノローグではなくシーンにした方が良いと感じた原案や、長編戯曲の一部にしたいと思う原案などがあり、発表まで毎日悩んでいました。
沢山のご応募ありがとうございました。お陰様で僕一人では書けなかったモノローグがどんどん生まれています。本の完成をもうしばらくお待ち下さい。
(発表の順番は原案が届いた順番です。お名前に続くカッコ内は仮タイトルです)
中垣内彩加さん【匂いフェチ】
重度な匂いフェチの彼女が、重要なプレゼンの日に、彼氏の枕カバーをジップロックに入れて会社に持っていくことを彼氏に認めさせようとしている。
(渋谷コメント:匂いが逃げないようにジップロックを使うディテールが堪らない。我慢できずに嗅いでしまうシーンが見せ場でしょうか。)
toriさん【女装】
娘を持つ夫婦。旦那の鞄から口紅などのメイク道具を発見し、浮気を疑って、傷ついている妻の前で、実は自分は女装をすることが好きで、コインロッカーに荷物を保管していたり、会社の会合と言ってたのは、女装の会の会合だった、と告白する父親。
(渋谷コメント:状況を悪化させようと思います。勘違いした妻は既に実家。何も知らない父親が帰ってくると1本の口紅のそばで泣いている娘…。)
石橋大将さん【パパ】
父が、息子の20歳の誕生日に初めて本当の父親ではない事を告げる。なぜ「お父さん」ではなく、「パパ」と呼ばせるのか、弟と妹と性格や見た目もどこか似ていない事、不器用なりの父親の愛で育ててきた事。
(渋谷コメント:パパとしか呼べなかったことが変化したら面白いかなと思い、息子の25年間を3分くらいで表現しようとしています、乞うご期待。)
山本尚志さん【遺書朗読】
元彼が遺書をのこして自殺。その遺書には別れた彼女への思いが綴られていた。搬送された病院に元彼を見舞いに行った元彼女。病室で、その元彼の両親に罵倒され、元彼が書いた遺書をその両親の目の前で声に出して読まされる元彼女。
(渋谷コメント:元彼の遺書の朗読を強制される…なんて壮絶な場面でしょう。この体験を通して何か大事なことに気付く女性を書いてみたいと思います。)
長谷川葉生さん【証明写真】
鬱になって会社をやめた男が、回復して復職しようと、写真屋さんで履歴書写真を撮ってもらう。そのカメラマンが3、2、1の1の時にシャッターを押す人でタイミングが合わない。
(渋谷コメント:一度社会から離れてしまった人が、今一度入って行こうとする決意の話だと思います。そんな人へのエールになる作品が書ければ!)
道又菜津子さん【ホストとシングルマザー】
独身彼氏ナシ、親の遺産で生計を立てている女が友人にホスト通いをやめなきゃと口にしているが、その割に100万のシャンパンタワーをしてあげた話やお気に入りのホストの写真を自慢気に見せている。
ファミレスでのママ友会。とあるシングルマザーが余裕がなくて息子に習い事をさせられないと話している。が、彼女はネイルも化粧もバッチリ。自分のためにはお金を惜しまないようだ。
(渋谷コメント:上記2つの原案を組み合わせて、ホストを主役にし、自己中心的なシングルマザーに説教するモノローグなんてどうだろう?と考えています。)
高嶋みありさん【墓デザイナー】
住所不定の墓デザイナーの男(25)が、居候先の住人である人間不信のOL(23)の淡い恋心を敢えて無視しながら、お墓の素晴らしさを語る。
(渋谷コメント:お陰様で墓デザインの世界を色々調べることが出来て楽しいです。どういう設定にしたらこの人物の面白さを引き出せるか、ネリネリしています!)
富田百合子さん【ハンコ】
離婚届を娘に渡して「父親からハンコをもらってきて」という母親、離婚届を受け取り泣きながら「ハンコなんか押さない」と言ってビリビリに破く父親、この往復を繰り返す両親に高校生の娘が「私はポストでも伝書鳩でもねー!」と怒りの鉄槌をくだす。
(渋谷コメント:ビリビリに破かれてしまった後、困った娘は母親の筆跡を真似してもう1枚離婚届を作り、お父さんにハンコを求めたら面白いんじゃないか、と。)
高橋大地さん【宇宙人】
夫婦が花火をしている。妻が夫に「わたし宇宙人なの」とぼそり語りはじめる。
夫「?」沈黙。花火が尽き闇が包む中で妻は理由をゆっくり語り始める。
(渋谷コメント:花火が終わった後、本音が言える。つまり相手の顔が見えないから言えることある、というのが好きです。なんて言うでしょうね〜。)
はやしだみきさん【保険外交員】
オーガニックスキンケアの店に毎週自分が既に営業してしてる印として一輪挿しを替えにやってくる保険外交員のおばちゃん。もう勧誘出来る人は店に居ないので、自分の息子のアトピーの相談をして一番安い石鹸を買って帰ってゆく。
(渋谷コメント:来る度に石鹸を買っているのに保険の話はただの1度も聞いてもらえないおばちゃんにしてみました。いい最後の台詞が書けたんですよ!)
モノローグとは?
モノローグとは、演劇などにおいて一人で喋る台詞のこと。独白。一人芝居とも言う。
(参考までに、2013年ギャラリーLE DECO 5Fの収録映像をご覧ください)
Message from Yu Shibuya
ついに本を出すことになりました。夢が一つ叶います。
舞台や映画は大勢の人間が関わって作るものですが、
多くの場合、その設計図となる台本は1人によって書かれます。
今回、せっかく夢が叶うのだから、もっと沢山の人と
本を作るプロセスを共有できないか?と考えました。
色んな人生のカケラを詰め込んだ宝石箱のような本にしたい。
あなたの閃き・体験・想いが台本になるかも知れません。
そしてそれは、舞台化・映画化に発展する可能性もあります。
是非、皆さんの力と時間を貸してください。沢山のご応募お待ちしています。
(募集は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました!)
募集要項
-
内容:モノローグの原案となり得るアイデア、体験、想いなど。
-
長さ:100文字程度。もっと短い分には問題ありません。
-
ポイント:起承転結の必要はありません。可能な限り「誰が」「どんな状況で」「誰に話しているのか」を明確にしてください。
(モノローグとは、演劇などにおいて1人で喋る台詞のことです。今回の本には5分〜10分程度のモノローグが30〜40個ほど収録される予定です)
例1:泥酔した女が、ペットのハムスターを相手に「お前はヒットラーの生まれ変わりだよ」と言い、どういう理由でそうなったのか説明する。
例2:マンションを買いませんか?という電話に出た男が、セールスの余りの下手さにアドバイスをし始め、やがて励ましてしまう。
例3:クリーニング屋のおばちゃんが、お客さんの服を返さないまま、オレオレ詐欺を撃退した時の自慢話をする。
募集期間
2018年5月4日(金)〜 6月15日(金)
(募集は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました!)
応募方法
-
原案(いくつでも可)
-
お名前
-
連絡先を、
monobook@ronso.co.jpに送信してください。
事務局の返信を持って応募完了となります。
携帯(キャリア)メールにてご応募される方は、渋谷悠モノローグ出版プロジェクトからのメールmonobook@ronso.co.jpを受信出来る設定にしてください。
結果発表
-
2018年7月中旬頃、当サイトとFacebookページ(https://www.facebook.com/yu.monologues/)にて発表、原案を掲載します。
-
採用された方のお名前はモノローグの「原案」として本にクレジットさせて頂きます。該当するモノローグのタイトルに続いてお名前が載ります。
-
採用された方には完成品を1冊プレゼント致します。
facebookページ
プロジェクトの様々アップデートを行っていく予定です。是非「いいね」を押して本の広がりに参加してください。
注意事項
-
モノローグの著作権は著者である渋谷悠に帰属します。
-
応募者のプロ・アマ・年齢・性別・国籍は問いません。
-
応募数の制限はありません。お一人様何個でもご応募いただけます。
-
公募及びプロジェクトのプロモーションのため、当サイト、Facebookページ、また各種SNSなどで応募原案を掲載することがあります。
-
審査に関するお問い合わせには一切応じられません。
-
応募原案に、著作権存続作品からの盗用、模倣などが判明した場合は、採用を取り消す場合があります。
-
ご応募された原案に関するトラブル等につきましては、ご応募者様の費用と責任で解決いただきますようお願い申し上げます。渋谷悠モノローグ集出版プロジェクトは、応募内容に関するトラブル等につきまして、一切の責任を負いません。
主催:渋谷悠モノローグ集出版プロジェクト
企画・運営:論創社
プロジェクトマネージャー:西田みゆき
問い合わせ先:monobook@ronso.co.jp