モノローグ集『穴』
脚本家・映画監督・舞台演出家、渋谷悠による初の戯曲集!
論創社より発売中!(電子書籍版も配信中)
「書かないと消えそうなもの」をテーマに
物語を綴ってきた渋谷悠による初のモノローグ集。
モノローグとは、演劇や映画などにおいて一人で喋る台詞、
いわゆる一人芝居のことである。
表題作『穴』を含む女優モノローグ19篇、
俳優モノローグ20篇、アンサンブルシーン1篇を集録。
自らの掌をカッターで傷つけ、生命線を延ばそうとする女。
元彼の葬式で遺書を朗読させられる女。
神に祈りを捧げるホームレスの女。
亡くなった母親の声の幻聴が聞こえる男。
妻に浮気を疑われ、弁解する女装趣味の男…。
登場する39人の心の内側を、
深く鋭い眼差しとユーモアを持って描き出す。
それは言わば「39人の、心の、浮遊物」